半製品を登録してスピードUP!
商品レシピを作成する際に、毎回全ての原材料を細かく入力するのは大変です。「半製品」を使う商品であれば、あらかじめ登録しておくと便利です。
ここでいう半製品(仕掛品)とは、例えば「いちごのショートケーキ」なら「スポンジケーキ」や「ホイップクリーム」など、事前に別工程で作っておいて「いちごのショートケーキ」を作る時の原材料として使える物を言います。
お弁当でいうと、「ご飯」「から揚げ」「きんぴら」「ハンバーグ」「煮物」「ポテトサラダ」・・・等々です。
本ソフトでは、半製品も本商品と同様に通常通りの操作でレシピを作成すると、自動的に「材料検索画面」の上部に「自社商品・半製品」として表示されますので、簡単に別商品の原材料として使えます。
本ソフトは、「使って行くほどに、どんどん作業スピードがUPして行く!」というのが特長です。
原材料
レシピ部分の「原材料」の基本的な入力方法は、まず最初に画面左側のをクリックして「材料検索画面」から原材料を検索して下さい。
予め登録された2400以上の食品から原材料を選ぶとレシピに追加されますので、あとは重量を変更するだけです。
その他に登録されていない原材料を使いた場合は、予め原材料メーカーの栄養成分表を基に「オリジナル材料」が登録できます。
オリジナル材料
「材料検索画面」に登録されていない原材料を使いた場合は、予め原材料メーカーの栄養成分表を基に「オリジナル材料」を登録して下さい。
※「オリジナル材料編集画面」の「材料番号」の項目は、材料を特定できるように任意の文字を入力して下さい。
※「オリジナル材料」として登録できない複数の原材料から成る「複合原材料」は「半製品」として登録できます。
食品添加物
食品添加物は、予め原材料メーカーの栄養成分表を基に「オリジナル材料」に登録しておきます。
その後に画面左側のをクリックして「オリジナル材料」のグループから原材料を選んで下さい。
最後に、食品添加物部分の「分類」から「甘味料、着色料、保存料、、」などを選んで下さい。
調理加工で増減する成分(水分・油などの増減)
食品に「焼く・揚げる・蒸す・煮る」等の調理加工を行うと水分や油分が増減しますが、これらが増減することで食品の総重量が変化し、100g当たりの栄養成分も変わってきます。ここでは、「各調理加工で増減する水分と油の推定値」の計測方法を説明します。
(※厳密に栄養成分を調べる場合は分析機関での検査が必要ですが、推定値の場合は、主に水分と油が増減するものとして計算します。)
計測後、「調理加工で増減する成分」の重量の枠を入力して下さい。重量が減少した場合は重量の前にマイナス「-」を付けて下さい。
- 焼く:焼く前と焼いた後に食品の重量を計測し、減少した分が蒸発した水分の重量となります。(容器の重量は除く)
- 揚げる:揚げると油が食品に染み込みますが、水分は蒸発しますので、両方を計測します。
① 揚げる前の食品の重量を計測(容器の重量は除く)
② 鍋に入れる油の重量を計測しておき、調理後に油が冷めてから再度計測し、減少した分が食品に染み込んだ油の重量となります。(鍋の重量は除く)
③ 揚げた後の食品の重量を計測し①から引きます。その重量から②で分かった油の重量を引くと蒸発した水分の重量が分かります。(容器の重量は除く)
- 蒸す:食材によって水分が増加、又は減少します。蒸す前と蒸した後に食品の重量を計測し、増減した分が水分の重量となります。(容器の重量は除く)
- 煮る:水分以外の栄養成分も食材から煮汁の中に染み出したり、反対に染み込んだりもする為、重量の計測だけでは分かりません。栄養成分を厳密に調べるには分析機関での検査が必要です。ただし、煮汁も全て含めた商品の場合は、調理後に減少した重量が、蒸発した水分の重量となります。
食品表示ラベルの作り方
商品名:いちごショートケーキ
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名称:洋菓子
原材料名:スポンジケーキ(卵、小麦粉、上白糖、牛乳、バター)、ホイップクリーム(生クリーム、ざらめ糖、レモン)、いちご/香料、(一部に小麦・卵・乳成分を含む)
内容量:150g
消費期限:20.03.31
保存方法:要冷蔵(10℃以下)
製造者:サンプルショップ
●●県●●市●●1-2-3
000-0000-0000
食品表示は、先に画面上部のレシピ部分の「原材料」「食品添加物」「調理加工で増減する成分」を入力後、
「下記へ反映する」ボタンをクリックすると、「食品表示」が自動作成されます。
(※先に画面下部の「食品表示」を編集していると、内容が上書き更新されますのでご注意下さい。)
食品表示の自動作成後は、商品に合わせて表示内容を調整して下さい。
栄養成分表示の作り方
栄養成分表示(1食分150g当たり)
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熱量:407kcal
たんぱく質:10.5g
脂質:14.9g
炭水化物:56.2g
食塩相当量:0.26g
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(推定値)
栄養成分表示も食品表示と同様に、先に画面上部のレシピ部分の「原材料」「食品添加物」「調理加工で増減する成分」を入力後、「下記へ反映する」ボタンをクリックすると、「栄養成分表示」が自動作成されます。
(※先に画面下部の「栄養成分表示」を編集していると、内容が上書き更新されますのでご注意下さい。)
栄養成分表示の自動作成後は、商品に合わせて表示内容を調整して下さい。
栄養成分表示は、通常「100g当たり」の数値で記載されることが多いですが、1食で食べきれる量の食品などは、消費者により分かり易いように「1食分150g当たり」等と記載できます。その際は、レシピ部分の左下にある「100g当たり」の部分をあらかじめ変更しておいて下さい。
アレルギー表示の作り方
アレルギー表示設定画面内の最初のアレルゲンを含む食品7品目「えび、かに、小麦、そば、卵、乳成分、落花生」(特定原材料)を「原材料(食品添加物を含む)」に使用している場合は必ず表示して下さい。その他の食品は、義務ではありませんが、表示が推奨されています。
食品の横にチェックを入れると、チェックした食品が「食品表示」の原材料名の末尾に追加されます。
※本ソフトでは、原材料全体のアレルゲンを含む食品を一か所にまとめて表示する「一括表示」形式を使用しています。
食品表示ラベル 例
作成できる食品表示ラベルと栄養成分表示ラベルの例です。シンプルな食品表示、栄養成分表示に加え、リサイクルマーク、消費期限、バーコード、QRコード、価格、お店のロゴなども作成できます。